新名神高速道路における遮音壁の重要性を訴え、NEXCOより市域住宅隣接地等への全線設置が実現。

【令和4年度 一般質問より抜粋】
【私】新名神高速道路における遮音壁の重要性として、過年度と言いますが、まだ橋脚も建ち並ぶ前ですね、令和元年6月の一般質問にて、この重要性を訴えさせていただきました。
「新名神高速道路沿いは土地利用検討ゾーンであり、用途の制限に関して、非住居系との明記がございません。ですので、地上20メートルを通過する新名神の側道沿いとなるわけですから、予め、防音壁を全線に渡って、設置をしておくのが、通常であると考えますが、どうでしょうか?現状の計画はどうなっていますでしょうか?
また、今後、将来的にその他の部分、土地利用が進んだ場合の騒音に対する対応はどのような形で進んでいくのでしょうか。お教えください。」そこからの答弁です。「遮音壁のない区間において、将来的に土地利用が進み、騒音について近隣住民の方々から申し出があった場合には、騒音測定を行い、環境基準を超えるような数値が計測された場合には、市が道路会社へ要望を行い、道路会社がその対策について検討されることになると考えております。」それから、過年度の決算委員会総括、また建設常任委員会での現地視察として、高速道路上に上がらせて頂いた際にも(写真により)市域全線における遮音壁の設置のお願いをしてまいりました。これまでの間、NEXCOに対して協議の場において、答弁にもございますが、地元市としてどのような要望を行ってこられたのでしょうか?
【答弁】
遮音壁の設置箇所については、平成 25 年の過年度調査において、①寺田大畔地域、②寺田南小学校、③今池小学校の3箇所のみが対象となっておりましたが、新名神高速道路の沿道には、保健センターや小学校、保育園などの施設があるほか、既存の住宅地も連担していることから、交通騒音による環境影響に配慮し、連続性のある遮音壁の設置を要望して参りました。また、今後、発展していくまちの眺めをPRするため、遮音壁には透明の材質を使用するなど、新名神からの眺望を妨げない構造としていただくよう、城陽商工会議所とともに要望して参ったところです。
令和3年度には、前回の調査以降一定期間が経過し、新名神の6車線化の反映など現時点における環境の変化等を把握するため、NEXCO においてフォローアップ調査が行われたところです。このフォローアップ調査を踏まえまして、国道24号並行区間では予測計算上保全対策が不要となった一部区間を除き、ほぼ全線に渡って高さ3~5mの遮音壁が新名神の両側に設置される計画となったところです。また、遮音壁の材質につきましても、まちの眺望に配慮していただき、下方部分に透明のアクリル板を採用されることとなりました。
(途中抜粋)
【私】有難うございます。その後の要望が目に見える形になっていること、嬉しく思います。
現状出来うる限りの予見をした中で、起きる前の未来を予測し、かつそれを回避するための実務的な対策を打つべきであります。担当部局として、説明会での意見をしっかり受け止め、自分事としてNEXCOに対し、引き続き強く要望してもらいたいと思います。
特に、今後大きく発展する城陽の将来的なまちづくりを見据えた遮音壁の対策や、次代を担う子どもたちが健やかに育つ環境を保全するためにも、くぬぎ保育園の遮音壁は5mにすべきと考えますが、どうでしょうか。
また、開通後の地元住民の不安を取り除くためにも、新名神高速道路の事業主体であるNEXCOが責任を持って事後測定を実施し、環境基準を満足していることを確認すべきであると考えます。説明会においても、今後、また地域への説明会といったNEXCO側との直接的な意見交換の場を提案させていただきました。
この二点に関してはどうでしょうか?
【部長答弁】
遮音壁の設置計画は、現在の土地利用状況に合わせた環境基準に沿って検討されるため、将来的なまちづくりを見据えた遮音壁の対策につきましては、高速道路の建設よりも先に、保全対象となり得る開発行為が完了する場合に限り、その開発地の環境基準に沿った遮音壁の検討が可能となると、NEXCOから聞いているところです。 しかしながら、市といたしましては、今後のまちづくりを見据えた新たな土地利用の可能性がある区域につきましては、手戻りがないよう、予め騒音予測を実施し、現計画の遮音壁で環境基準を満足するか否かを検討していただくよう要望しているところです。
また、くぬぎ保育園におきましては、国道 24 号に接しているため、幹線交通を担う道路に近接する空間の昼間70dB以下、夜間65dB以下の環境基準が適用され、NEXCOの当初検討段階では、遮音壁不要との判断をされていましたが、市との協議を進める中で、住居相当の環境基準を採用していただき、昼間65dB以下、夜間60dB以下となるように、3mの遮音壁を計画いただいたところです。
しかし、今回の説明会におきまして、くぬぎ保育園については、地元住民から今池小学校区間と同様に5mの遮音壁を設置すべきとのご意見をいただきましたので、くぬぎ保育園のご意向を確認し、市といたしましても、今池小学校区間と同様の5mの遮音壁設置を申し入れたところであります。
また、新名神開通後の NEXCO による事後測定につきましても、前向きに検討していただくよう申し入れを行っており、こちらも継続して協議を進めてまいります。
【私】有難うございます。
予見可能性は明らかでしたが、本音ではよくここまできたと思っています。
答弁でお示し頂いた住居相当の環境基準60㏈~65㏈は国道43号線騒音訴訟の最高裁判決の騒音の受忍限度を基準にしているかと思われますが、そういう意味においても、機を捉えて言ってきたことは繋がっていますし、担当の皆さんにとっても、議会の方でもうるさいんですという理由にもなるでしょう。
ですが、私の本意は、新たなまちづくりの契機となり、喜ぶべき新名神高速道の市域の開通が、変な政局にならないことを願ってのことです。ただ市民感情に対して真摯に対応するという姿勢が説明会になかったことも、課題としてみることも重要です。この部分は、NEXCO側の今後の説明会への糧として頂きたいと思います。そのことを申し上げて、次の項目に移ります。


